暗算段位合格を目標
ここに来ている方は、少なからずそろばんに興味がある方ではないでしょうか?そんな皆さんがそろばんに興味を持っていただいた理由はなんでしょうか?
サッカーや野球などと違って、「そろばん名人を見て、そろばんで日本一になりたいと思いました!」という人は、いないでしょう。ほぼ、そろばんあんざんで数字や算数に強くなることなどを期待されているのではないでしょうか。子どもであれば、友だちが通っているからという子も多いでしょう。
当然ですが、それでいいんです。きっかけなんて人それぞれですから。
きっかけは何でもいいと思いますが、習うのであれば、やはり目的・目標を持った方がいいです。そろばんに限らず、目的・目標があったほうがやる気が出ます。当然、集中力も増し、成果も出やすくなると思います。
もちろん最初は目的・目標が決まらなくても問題ありません。習っているうちに、自分にあった目的・目標が見つかると思います。
私がそろばんを習う目的の1つとしてお勧めするのは、そろばんの効用「集中力」、「処理能力」、「忍耐力」を身につけることです。「自分はそろばんでこの基礎能力を身に付けました」と自信を持って言えるくらいになれます。
そろばんは「基礎」能力を高めるもののひとつだと考えています。ですので、そろばんで培った基礎能力を元に、その先にある色々なものに挑戦していくのが良いのではないかと考えています。
では、それらの基礎能力はどのくらいで身に付くのでしょうか?それは人それぞれです。すぐに身に付く人もいれば、時間をかけてじっくり身に付くタイプの人もいることでしょう。
では、身に付いたとする目安は…。これは誤解を恐れずに言えば、暗算検定段位合格が1つの目安です。
自転車に上手に乗れていた人は、しばらく乗っていなかったとしても、乗り方を忘れないものです。それと同じ様に、そろばんで身に付けた能力も、ある一定のレベルを超えると、そろばんを辞めても失われにくくなるように思います。その一定のレベルが暗算検定段位合格ではないかと思います。
暗算検定段位合格は、ハードルが高いです。合格できずに辞めてしまった生徒もいます。しかし、やはり段位に合格せずに辞めた場合、年々力が衰え、そろばんが得意とは言いづらくなるケースが多いように思います。
もちろん、暗算段位に合格していても、そろばんを弾く能力は落ちていきます。しかし、暗算がある一定レベルに達している場合、日常的に珠算式暗算を活用する為一定レベルは保つことができるのです。
この様な理由から、そろばんを習う際の目標として、暗算検定段位合格をお勧めします。